C102 初めてコミケに参加した話②
入京~1日目の下見
不安に苛まれつつも、準備は万端。コミケに関するいろはもしっかり履修し万全の状態で東京入りです。
本番は2日目だったのですが、時間もあるし何せ初めてのイベントだったので下見もかねて当日券で1日目も行くことにしました。
りんかい線で午後入場の来場目安の13:00過ぎくらいに到着。
しかし...
あれ・・?人多くね?
国際展示場駅を出た私はいきなり行列に直面。準備会の方たちの誘導に従い列でゆっくりゆっくり移動し会場へ。
当日券買うのもかなり時間食うのでこれは午後のリストバンド事前に買ってた方がよかったかな。1時くらいに来て2時半くらいに入ったので1.5hくらで入れたと思います。
有料化したから舐めてたけどすごい人の数にびっくりです。
明日のことが不安になったのでTwitterで検索かけると、午前入場組は10:00の来場目安は何のことやら結局早朝から並び始めていたとのことで....
始発組おるんかい!!!
まあ来場目安指定してもまあ守らんわなと。結局準備会さん達も待機列を作って並ばせていたようです。まあこれは仕方ないと思う。
新刊絶対欲しいし明日は8:00くらいにはいこうかなと思いました。
この日は当日の移動のシミュレーションがてら企業とか色々回りました。
午後入場なので買えないと思っていたPennel先生の新刊が残っててびっくり。
午後はどこも売り切れみたいなイメージだったけどそこまでシビアではなかったらしい。ちょっと安心しました。
とはいえ有料化したにもかかわらず従来のコミケットに近い盛況具合だったらしく普通に疲れました。2日目はさらに混雑する可能性もあるので気を引き締めます。
(下見行っといてよかったです。)
本番 2日目
何につけても本番の日というものは早朝にスッと目が覚めるものです。程よい緊張感を胸に朝8時過ぎに現地入りした私は、迷わず東館の待機列に向かいます。
駅を出たところでは半々くらいだった男女比も次第に男性の方が優位になり、今から行くのが他でもない”戦場”であるということを私に再認識させます。
吹きさらしの待機列に入り気まぐれな雨に振り回されながらもどこか浮足立った雰囲気が漂う中、私は自分の脳細胞を総動員してオペレーションの最終チェックに入りました。
私の主戦場は東1。最も過酷とされるエリア。先達の教えに従って島中のNブロックからアルファベットの逆順に島中サークルを回って、余裕があれば適宜壁サークルを狙います。しかし東6のアイマス島に一つどうしても欲しい新刊があるのでどのタイミングで東6に移行するかがキーポイントでした。
東4〜6の壁サークルのあるぷ先生やろうか先生の新刊セットや西館のお宝たちにも目は向くけれどここは諦め半分で割り切っていきます。
というわけで、いざ入場!!!
人やべええええ。むせかえるような人いきれの中1ブロック移動するだけども一苦労。
オタクの性欲が可視化されてるみたいだ・・・・(←ブーメラン刺さってますね)
しかしシミュレーションを重ねた私は最短ルートでNブロック到着。
今回のトップクラスにお目当てだったサークルへ。周りのひとがみんな同じ作品を狙う敵に見える・・・
が、スムーズに購入完了!基本的に島中は通行人が多く列はほとんどない場合がおおいみたい。(列できてもおかしくない人達だとは思うんだけど)
寿司詰め状態は変わらないけど、勢いに乗った私は各ポイントをしっかり攻略。欠席の所も何個かあってそこだけ戸惑った記憶。
ただやっぱり壁の列はすごい。。列さばいてるお兄さんとか売り子さんとかもプロ感あるし、グッズとか豊富すぎるしこれもう企業じゃんって思いました。
WHITE ALUBUM2(←めっちゃ好き)などで有名ななかむらたけし先生の会場限定の新刊は11時半くらいに来た時点でもう売り切れててビビりました。手に入ればいいなーくらいで行ったので良かったけど午前で無理ってヤバい・・
壁に並んでると少なくとも30分は持ってかれそうなので諦めて東へ。
無事桐原湧先生のアイマス本もゲットし、あとは壁をチェックしながら評論島とか東の他のH本をゆっくり見て回ることに。
会場もだいぶ動きやすくなってきて比較的快適にいろんなとこ行けた気がします。壁に並ぶ気は最後まで起きなかったけど。
評論系はいろんな事やってる人が居て興味深く、お話してくれる方が多くて楽しかったなと。(財力なくて購入できなかったのが申し訳ない。)
西館は体力限界で帰りの電車のこともあったので今回は諦めました。初回なので無理はせずということで。
壁は無理だったけど欲しかったのはほぼ手に入って満足のいく結果に終わりました。
良かった。。。。。
本買うのも楽しかったけど、色んなブースで色んな方が楽しそうに交流されてるのをみて会場全体に漂うみんなの熱い思いを感じて感動してしまいました。
なんてすばらしい場所なんだろうとしみじみ...
自分は何者でもないので作家先生たちと気軽に交流できる立場の人間ではないし、実際今回参加して軽いメッセージを伝えることすらできなかったけど、また会場に足を運んで「応援してます」の一言くらい言えればいいなと思ったのでした。
戦利品を見せびらかす相手もいないのでここで自慢させて下さい(笑)
C102 初めてコミケに参加した話①
こんにちは!
連日猛暑が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
室外が無料サウナ状態と化す中、私はコミックマーケットに"初"参加してきました!
せっかく話題もできたので、タイピングの練習がてら今回はその感想を書いていこうかと思います。
準備編 ~参加への迷い
大学生になって成人向け漫画や同人の素晴らしさに感動し沼にハマった私は様々な作家さんやイラストレーターさんをTwitterやその他のファンサイトで追うようになりました。
最初は追っているだけで楽しかったのですが、即売会系のイベント、特にコミックマーケットが近づいてきたときのTLの盛り上がりはすごく、私の中で自然とそれらのイベントに対するあこがれは大きくなっていきました。
戦場()と呼ばれるイベント自体への興味に加え、どんな人達がこんな素晴らしいものを作っているのか気になったことや、できればその方々にお礼を伝えたいと思ったことが参加への意思を固めていくことになりました。
しかしここで問題がいくつかの壁が生じることになります。
壁①:イベント自体の過酷さ
憧れを募らせる一方で、コミケの自分の中でのイメージは、徹夜組(徹夜禁止だけどな!)、始発ダッシュ、えぐい待機列、熱中症、寿司詰めの会場、オタクの臭いなどほぼネガティブなワードたちで構成されていました。
いざイベントに行っても本当に欲しいものを買えるんだろうか、ここまで辛い思いをして作品を手に入れる意味はあるのかと思ってしまうこともありました。
壁②:知識不足
もう一つ大きかったのが未知のイベントに対する不安と知識不足。
私の周りでこのようなイベントに参加していて、コミケに関することを相談したり一緒に行ったりできる人はいませんでした。みんなが普通の皮を被って生きている大学でこのような趣味の話ができる人を見つけるのは無理なんや.....
人に勧められたとかじゃなく勝手に一人でエロ漫画にハマっただけなので当然の帰結なんですが。。。
未知のイベントに対する当日の準備や様々なルール、制約は私に重くのしかかりイベントに参加する上で大きなハードルになりました。
転機 ~有料化
イベント参加に踏み出せずにいた自分が参加を考え直すきっかけ、それは意外にも”コロナ禍”でした。
昨年のC100 の様子をネットで確認し、有料化によって参加者を絞ったこと、入場時間を決めたことで徹夜組や始発組が居なくなり従来より気楽そうなイベントになったことを知った私は、これならば自分も参加できるのではないかと思い始めました。
お金を払って自分が参加しやすくなるのならばこれほど嬉しいことはないですし、そもそも関西住の私は元々移動の新幹線代を覚悟しているので入場料は端数みたいなものでした。
ルールや準備に関してはネットを探せば偉大な先輩方が綴った体験談や注意事項がわんさかヒットし、それらを読み込んで勉強していれば自ずと不安は消退していきました。
そんなこんなでC102のリストバンドを購入し、カタログを買ってウキウキしながらサークルチェックに勤しむ日々に突入しました。中学校の頃の学際みたいで楽しかった。。
一か月前からお釣りで500円玉を集める作業にも着手。その使いにくさで多方面からバッシングを受けている令和500円のお釣りを嬉々として財布に入れる自分を、知人たちは奇異の目で見ていたと思います。知らんけど(でも後にこいつらが大活躍するのであった。)
と同時に今度は別の問題が。
私がチェックしているのは商業で活動しておられる成人向け漫画の作家さんが多かったのですが、人気な方々ばかりなのでこれ本当に手に入るんだろうか??と不安に。
ネットで勉強した私は、壁サークルよりも島中のサークルの方が搬入数が少ないので人気によっては売り切れてしまうということを知りました。壁サーは列がすごいけど在庫は多いから意外と手に入りやすいとかなんとか。
いやこれ大丈夫か・・・この人なんてフォロワー20万近いのに島中(しかもお誕生日席ですらない)やし・・この実力派の人もめっちゃこじんまりしたとこでやってるし・・
こんなんすぐ売り切れてまうやろ・・
不安に取りつかれた私はついに、コミケで本を一冊も変えない夢を見ることになります。普通に泣いた。まじで
午前の前にアーリーの人入ってるんよね。勉強した話ではサークル関係者が事前に入場するためのサクチケなるものもあるらしいし・・冴えカノでたしかファストパス扱いされてるみたいな話があったの思い出した。
新たな壁にぶち当たった私は、連日カタログとマップを片手に当日の作戦を練り続けるのであった。。
(後編に続く)